日本内部統制研究学会会員各位
 
第11回年次大会のご報告

 「内部統制とガバナンス―原点回帰と未来志向―」という統一論題のもと、2018年10月5日(金)と6日(土)に、日本公認会計士会館において、第11回の年次大会が開催されました。
三井秀範氏(金融庁企画市場局長)をお招きし、「内部統制を含むガバナンスと監査」と題した貴重なご講演をいただくとともに、前会長の八田進二氏が座長となって行われた統一論題討論において、学会を代表するパネリストに登壇いただき白熱した議論が展開されるなど、成功裡に終わりましたことをご報告申し上げます。
 なお、第11回年次大会の内容は、『内部統制No.11』への掲載を予定しております。

 加えまして、年次大会において開催された会員総会で、下記の議案が承認されましたのでご報告いたします。
 ・会員名簿に係るプライバシー保護対策について
 ・特別研究プロジェクトの発足について(詳細は以下のとおりです)

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〔特別研究プロジェクトの発足〕
 昨今、ESGやSDGsなど、世界的にサステナビリティ、つまり持続的成長を目指す動きへの注目度が高まる中、創業100年以上という長寿企業が2万5千社以上存在するといわれ、持続的成長をまさに百年、千年という単位で遂げてきた、驚異的ともいえる日本の長寿企業への関心が高まっています。
このような背景から、長寿企業の調査研究を通して、なぜこのような長寿という持続的成長を遂げることを可能としたのか、内部統制の観点からの調査研究を行い、日本企業や組織が持ち合わせている日本的な内部統制の枠組みを明らかにすべきであるとして、神林比洋雄会長より、特別研究プロジェクトの発足が提案されました。
10月5日開催の理事会および10月6日開催の会員総会において審議され、下記の通り、研究部会の設置が承認されましたので報告致します。
研究部会名:「日本的内部統制の研究~長寿企業の実証的研究を通して」
         (略称;長寿企業の内部統制研究会)

研究代表者:橋本 尚(青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科)

研究期間:本年度全国大会終了後から2020年度全国大会終了時までの2年間(最長3年間)