■第1回公開セミナー / 海運ビル(2009.4.3)

「実践! 内部統制の報告と監査」
 
<趣旨>
 2008年4月1日より適用となった金融商品取引法に基づく「内部統制報告制度」により、いよいよ、初年度での一連の報告書−すなわち、経営者による内部統制報告書及び監査人による内部統制監査報告書−が公表になります。
 そこで、本公開セミナーでは、内部統制実務の一線で活躍する方達により、企業経営者が行った自社の内部統制の有効性に係る評価結果である「内部統制報告書」の書き方、また、監査人が行った内部統制報告書の監査結果である「内部統制監査報告書」の書き方について、実践的な課題を踏まえながら、解説を行ってもらいます。
 経営者の評価及び監査人の監査について、とりわけ問題とされるのが、内部統制上の「重要な欠陥」とは何か、また、こうした欠陥を決算日までに是正できなかった場合の開示はどのように行うべきか等々であり、内部統制報告書公表初年度の開示が円滑に行われるための課題等も取り上げて、具体的に検討する予定です。


<プログラム>(敬称略)
13:30〜14:20  特別報告:「内部統制報告制度における開示上の留意点」
 野村 昭文(金融庁総務企画局企業開示課企業会計調整官)
14:20〜15:10  第1セミナー:「内部統制報告書の作成に際して留意すべき点」
 講師:多賀谷 充(青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科教授、
            企業会計審議会内部統制部会専門委員)
15:20〜16:10  第2セミナー:「内部統制監査の実施に際して留意している点」
 講師:持永 勇一(日本公認会計士協会監査・保証実務委員会委員長、
            新日本有限責任監査法人)
16:10〜17:00  第3セミナー:「内部統制上の重要な欠陥の判断と開示について」
 講師:神林 比洋雄(肝゚ロティビティジャパン代表取締役社長、公認会計士)