■第1回公開シンポジウム / 九段会館「大ホール鳳凰」(2008.1.21)

「内部統制と企業不正」
 

<趣旨>
 2008年4月1日より金融商品取引法に基づいた「内部統制報告制度」がスタートします。政府が標榜する「貯蓄から投資へ」を実現するためにはタイムリーで質の高い企業情報の開示が強く求められます。しかしながら、事業の持続的経営を揺るがしかねないような企業不祥事は、いまだ後を絶たない状況にあります。企業における不正をプロセスとして予防・発見・是正するものと期待される「内部統制報告制度」は、企業情報の適時・適切なディスクロージャーのためのインフラと考えることができます。
 本シンポジウムでは、日本内部統制研究学会の創立を記念して、内部統制報告制度および企業不正問題に造詣の深い方達をお迎えし、「内部統制と企業不正」について様々な角度からの検討・討議を行うことにより、我が国ディスクロージャー制度のインフラ整備に貢献することを主眼としています。 

<プログラム>(敬称略)
13:05〜13:35  基調講演:山本明彦(衆議院議員・内閣府副大臣(金融))
「健全な市場の構築と金融市場の活性化に向けた対応」
※公務の都合により、渡辺喜美氏(衆議院議員・内閣府特命担当大臣(金融))から変更になりました。

13:40〜14:20  記念講演:川北 博氏(静岡県立大学)
「内部統制と社会的公正」

14:40〜16:00  公開シンポジウム「内部統制と企業不正」

パネリスト: 三井 秀範氏(金融庁総務企画局企業開示課長)
藤沼 亜起氏(藤沼亜起公認会計士事務所)
鳥飼 重和氏(鳥飼総合法律事務所)
甘粕 潔 氏(日本公認不正検査士協会)
モデレーター: 八田 進二氏(青山学院大学大学院)