日本ガバナンス研究学会
会長 久保利 英明
2022年11月
会長就任の挨拶


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拝啓
 残菊の候、会員の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 去る11月5日の年次大会での会員総会において役員の改選があり、第6代会長を拝命いたしました。初代の川北博会長をはじめ,鳥飼重和会長、八田進二会長、神林比洋雄会長、橋本尚会長の多大なるご尽力により成長してきた当学会においてこの度バトンを引き継ぐこととなり、誠に光栄に存じます。会員や執行部の皆様とともに、日本ガバナンス研究学会の発展に貢献できるよう微力ながらも全力を尽くす所存です。

 当学会は2007年12月の創立以来、「日本内部統制研究学会」という名称で、ステークホルダーの期待に応える公正で健全かつ有効で効率的な内部統制報告制度のあり方に関する学術的・実践的な知見を提供するという考えのもと、これまで活動してまいりました。
 しかしながら、昨今、ガバナンス、全社的リスクマネジメント(ERM)および内部統制を三位一体のものとして捉える考え方の下に、健全な組織運営の要である内部統制をめぐる議論をより広範な視点から俯瞰的に捉えることが必要であるとの認識が広がっています。一方、近年の本学会の関心事は、財務報告と非財務報告、外部報告と内部報告を包含する視点や非営利組織へのガバナンス、ERMおよび内部統制の展開など概念的な広がりをみせております。
 こうした背景を踏まえて、本学会は、創立15年を迎えた2022年7月に、日本ガバナンス研究学会(英文表記はJapan Governance Research Association:JaGRA)へと名称変更いたしました。

 もちろん、現在においても「内部統制」の重要性が決して色あせたわけではありません。当会では内部統制報告制度の改正に向けた議論のリーダシップを取り続けるとともに、ガバナンスやリスクマネジメントの視点から、さらに大きな枠組みの中での研究が幅広く求められると考えております。
 こうした取り組みを広げるべく、2023年2月25日に学会名称変更公開シンポジウムを開催する予定です。ガバナンス・ERM・内部統制にかかわる方々におかれましては、垣根を越えて多くのご参加をぜひお待ちしております。

 当学会では、今後もあらゆる組織において求められている強靭な組織運営の在り方について、ガバナンスを中心に、多面的な視点から検討し、社会的な使命を果たしていく覚悟です。皆様のお力添えをいただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具